Renovation

築50年以上のお寺さんの住居部分からガチビンテージの建具や床板をもらってきた話

自宅のお向かいにお寺があり、この度本堂と住居部分を一旦取り壊して本堂を建て直すことになったそうです。私たちから見ると軽く築50年以上というこの本堂や住居もすんごくいい味出してて素敵だなーと思うのですが、いざそこに済むとなると古い家ならではの難点も出てくるようで。隙間風とか軋みとか、老朽化による不安があるそうです。

正直な感想としては、なんていいタイミングなんだー!!です。もう少し遅かったら出遅れてました!解体前になんでも持って行っていいよって言っていただいたんです!しかも家の真ん前だから運ぶのも楽!建てた時代も近いから建具のサイズも結構合う!

今回お借りした家はしっかり和風なので、仕切りは基本的に襖。ふすまもいいんですが、光をきちんと遮ってくれる分ちょっと暗く感じることも…。そこで!もらってきたのがガラスの引き戸。四畳半の敷居は調整が必要だけど、八畳間はぴったり滑らかにフィット!遮りたくないけど素通しもちょっと…こちらに取り付けてみました!

続いて惹かれたのが、縁側の床板

使い込まれた飴色の艶!出そうと思って出せるもんじゃねえ!てことで、解体前日に剥がさせていただきました。持参したのはバールと金槌!

しかしこの廊下、板一枚の下はもう床下なのに、板を固定してる釘や金具が見当たらない。どこから手をつけたらいいのかわからない…

こうなったら力技しかないので端にバールを差し込んでなんとか1枚剥がす!剥がしてみたら、床板同士が下で斜めに釘打ちされていたのです!見えないししかも頑丈!大工さんって改めてすごい…何度でも言っちゃう…L字の廊下の角の部分なんて鼻血モノの美しさ!

両端は柱などに固定されているので剥がすのは諦めてそれ以外を。1枚剥がれればあとはぐんぐん進む!でも端から力任せに持ち上げたせいで2枚ほど割れました…切って使うからいいけど!でも丁寧に1箇所ずつ進めないとダメなんですよね。

廊下はすっかり剥がさせていただきました!これが我が家の縁側に生まれ変わります!

他にもいくつもいただいたのでおいおい紹介いたします!民家改修楽しい!

Otsuks
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Yui@Otsuksコーヒー淹れる人

人生かけてねこが好き。美味しいコーヒー、きれいなラテアートは飲むのも作るのも好き。バリスタでビールブリュワーです。好きな言葉は”なんとかする”。安倍政権下における”こんな人たち”のひとりです。絶賛山本太郎応援中。